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アラサー非正規女性ヤママユ子のブログ

リーマンショックで正規雇用にありつけないまま20代後半なった女のあれこれ

派遣社員という働き方

ヤママユ子は今のデパートで2年半、派遣として働いている。
条件が悪いことは分かっていたが、昔からやりたかった職種だったため、今より少し若かった私は「前任者の産休補填の1年間」という契約で入社した。


一般に、派遣社員は3年間という有期雇用ではあるものの時給が高く、契約業務だけをサクサクこなし定時で帰るというメリットがあるイメージがある。
3年経てば派遣先から直接雇用の申し出もある。

確かに私の給与は、時給換算すれば直接雇用の契約社員より高いらしい。
しかし私の月の手取りは11万円程度だ。10万円を切ったこともある。
労働時間が短いのだ。
デパート側か派遣会社側か、どちらの事情なのかはわからないが人件費が出せないのだと思う。
それは慢性的な人手不足を見ていればわかる。
開店からしばらくして出勤する私に、嫌味をいう人は少なくない。私だってフルタイムで居られるならばそうしたい。
バイトを掛け持ちしようにも微妙な時間帯だ。
そして何より、この条件は1年間だけだから、やりたい仕事ができるだけで十分だからと我慢していた。
その間人手不足を理由に、契約業務以外の仕事もこなしていたことを加えておこう。



さて、「産休補填の1年間」で契約していたはずの私はなぜこんな条件のまま2年半経ってしまったのか。
産休の人は復帰しなかったのだ。
退職したわけではない。ただ、時短勤務を希望し他の売り場にまわされたため、私はそのまま継続になった。
納得いかないのは、「産休補填の1年間」はカウントされず、そこから「通常派遣の3年間」が契約期間とされたことだ。
さらに2015年10月に派遣法改正があり、気づけば「法改正から3年間」に引き伸ばされていた。


この2年半のうちに、派遣先の責任者から直接雇用の申し出があった。
口約束だった。

「今じゃないけどゆくゆくは貴女にこのフロアの社員になってほしい。そのつもりで働いてほしい。」

こうなれば店頭活動だけが私の仕事ではない。
行きたくもない派遣先のスポーツ大会に出場し、会費を払い飲み会でお酌してまわる。
棚卸では別のフロアに行って10時近くまで手伝いをした。


そして派遣先は今月、私に知らん振りで二十歳の女の子をフロアの社員として採った。
人手不足すぎてとにかく条件関係なく誰でもいいから入って欲しかったというのが理由らしかった。
責任者に説明を求めると責任転嫁しながら1時間話してくれた。


私がこの2年半、一人で取ってきた売上は…ここでは具体的に書かないがかなりの額になる。まったく評価されなかったような気分だった。
未経験の二十歳に仕事を取られたと思うと、怒りと情けなさでいっぱいだった。
この調子で派遣契約満了まで過ごせば私は30を越える。
仕事の内容は好きだ。大好きだ。

でもここから離れなければならない。
そう決意した瞬間だった。