アラサー非正規女性ヤママユ子のブログ

リーマンショックで正規雇用にありつけないまま20代後半なった女のあれこれ

怪談は作り話であってほしい

ヤママユ子は極度の怖がりだ。
幼い頃から心霊だの怪談だのが苦手だ。

しかも前に働いていた店の店長がいわゆる「見える人」で、
やれ掃除用具入れのところに女がいるだの
やれ今も背後にいるだの恐ろしいことを言う人だったものだから、私のビビりはどんどん激しくなった。

0時を回ったら極力風呂には入らないし、
旦那が夜勤のときは怖い夢を見る。
テレビの心霊特集は絶対見ない。
なのにネットでWeb怪談を見てしまうのだ。
ここ数日間ずっとである。
ベッドの中で怪談を読んでは激しく後悔し、作り話であってほしいと願うのだ。
我ながらばからしい。しかしやめられない。
ちなみにここまでの怖がりだが今まで霊を見たことはただの一度もない。
金縛りは何度もあるが…

恐怖感というのは暑いとか痛いとか、そういう生理現象のようなもので、無理に抑えられるものではないと私は思っている。
恐怖感でいっぱいになりながら、無理に寝ると朝になって体がガチガチに痛い。
しかし恐怖感はだいぶなくなっていて、オバケだ何だと考える間もなく旦那のお弁当作りに入る。
旦那を見送ると家に一人残され、自分も仕事であればさっさと身仕度して出勤、怖い話などさっぱり忘れてしまう。
休みの日であれば家事を始める。オバケは怖いが、風呂場のぬめりやお金の心配のほうがよっぽど怖い。

そんなこんなで昼間は平気なのだが、夜になるとまた昨夜と同じくらいの恐怖感に襲われ、ついスマホで怪談を見る…



今日は仕事の話から離れてこんなくだらないブログ。
休みの日も仕事のこと考えちゃうけどね。
そんな必要もない仕事なんだろうな。私の仕事なんて。私には大切だけど。

結婚してからの楽しみは寝ること

ヤママユ子は昨日は休みだった。

この3ヶ月間、ずっと公務員試験の勉強をしていたし、とくに最後の2週間は論文連勤作文連勤面接生理前で過酷だった…。

それらから解放されての休日、いつもどおり朝起きて旦那のお弁当作りと見送りをしたあと、ものすごくワクワクしながらベッドに戻った。
起きると13時半を回っていた。
こんな時間まで寝ていたのは人生で初めてだ。
さらに夜はいつも通りの時間に寝た。

寝るだけで相当体調は良くなる。
お恥ずかしながら独身時代は7時間以上寝ていた。
正直8時間寝ないと足りないくらいでもあった。
しかし結婚してからは6時間を割ることがほとんどで、しかも私の休み(=平日)は旦那は仕事なのでまとめて眠ることはなくなった。


休みの日にやりたいことはたくさんある。
一人カラオケやお弁当おかずの作りおき、プレステ、読書…
しかし最近は、時間があれば寝たいのである。
怠けていると自分でも思う。

結婚してからもパートでも何でも仕事したいと思っていたが、最近ごくたまに専業主婦になりたいと考えることがある。
でもきっとすぐ飽きちゃうんだろな。

新卒で躓くことと女の命は短い話 2

ヤママユ子は29歳だ。

昨日、新卒で躓くと立ち直ることは困難だと言った。
もちろんバイトから社員登用されたり、バイト経験を生かして正規の仕事に転職する人もいる。
私もチャンスがあれば転職活動を続けたいと思っている。今は公務員試験が終わったばかりで疲弊しているが…

だが転職活動をする上でまたひとつ問題がある。今までは考えたことのないことだ。
私が既婚者で29歳だということそのものだ。

この人すぐ子供ができるのではないか?
もし私が採用側なら間違いなくそう思う。
結婚していなかったとしても、すぐ結婚するのではないか?と思う面接官もいるだろう。

いずれにせよ女性は自分の努力や学歴とは関係ないところで、つまり年齢と状況によっても転職しやすいかどうか大きな影響を受ける。

そう、タイトルの「女の命は短い」は、転職市場において、という意味だ。


私の場合は大学を出てから今までの7年ほどが、キャリアを積むための大切な寿命、だった。
何かを始めるのに遅いということはない。しかし時間も時代も、戻っては来ない。

そして例え今から新しい仕事を始めたとして、産休を取ろうと思ったらやはりそれなりの期間働かなければならない(これは私の勝手だが)。

私は女だけの職場で働いているが、妊娠して疎まれたり、仕事が原因で流産したり、不妊だったり、育短の人が嫌みを言われて辞めたり、というのをこの2年半で全部見てきた。
もちろん子育てと仕事を両立させている人もいるが1、2人だ。


女が仕事をするというのはまだまだ難しいことに思える。

新卒で躓くことと女の命は短い話

ヤママユ子は内定がないまま大学を卒業した。

もう6年以上前の話だ。
大学3年のときにリーマンショックがあった。
合同会社説明会ではまわりに圧倒されつつ各企業を回るが、多くの企業から
「文系はいらない」「今年は女子はとらない」
と言われ続ける。

東京の空気が合わず田舎へのUターン就職にこだわっていた私が受けられそうな企業はそうそうなかった。

思い出して書いているだけで涙が出そうだ。
そのくらい悔しかった。今も悔しい。
ずっと真面目に勉強だけやってきた。
中学では半年ほど不登校の期間があったが登校してる子より成績が良かった。
高校も総代で卒業し、大学と学生マンションの往復の日々を越えて、そして、なのに、私には何も残らなかった。

気づけば大学を卒業する頃には摂食障害になっていた。4年以上付き合っていた年上の男とは終わっていた。
節くれだったガリガリの体で必死に受けた地方上級公務員は最終面接で落ちた。
死にたかった。
大学を卒業して間もなく祖父が癌で亡くなった。

数ヵ月後地元のショッピングモールでショップ店員のバイトを始める。
とても楽しかった。
年の近い仲間と可愛い洋服。
体重も増え体力が付き、時給もあがりやがて顧客もついた。
自分で働いてお金を得るのは社会に認められた気がした。

だがバイトのままではいられないので就職活動を継続していた。

3年半経った頃、ある小さい会社に正社員として受かった。
そしてそこはすぐに労基に相談して退職することになる。
最後の最後に挨拶に行った時、給与として数万円を手渡しされた。あれ以来行っていない。

そして辿り着いた今の派遣の仕事。
契約時間が月140時間ほどのため月給は安いが仕事内容は好きだし誰にでもできるようなものではない。
少しだけ誇りに思っていた。


私は今日まで、そのとき自分ができることをやってきたつもりだった。
しかし昨日の面接で気づいた。私はどうしようもない奴だ。



大学を出るとき将来についてどう考えていたんですか?
履歴書にある株式会社○○のアルバイトでは何を売っていましたか?
で、今は派遣で仕事してると?


面接官の言葉が刺さる。
私がやって来たことはけして簡単な仕事じゃない。
けして腰掛けでやってたわけじゃない。
販売はお人形みたいにニコニコしてりゃ売れる仕事じゃないんだ。

言えなかった。
悔しかった。
せっかく大学で資格を取ってきたのに、今までの職歴は今回受けた仕事とギャップがありすぎた。

大学まで親に出して貰って、私何してるんだろう。
新卒で、第二新卒で、正社員になれなかった。
非正規の職歴が長引けば長引くほど、どこの企業も決まりにくくなる。
この国は新卒で躓くと立ち直れない可能性がとても高い。

そして私は29歳になった。


長くなったので、女の命は短い話はまた明日にしよう。

あとは不採用通知を待つだけ

ヤママユ子は面接て撃沈してきた。

面接苦手だなぁ。
言いたいことを用意していってもその場の雰囲気に飲まれてあーあ、になってしまう。
私の場合職歴もつっこまれるし。
必死に日程を合わせてたくさんの試験を受けてきてこの結末だ。

明日からまた百貨店の仕事をする。
家の中はめちゃめちゃだ。こちらもきれいにしなければ。


疲れて帰ってきたが、転職活動のおわりを迎えて少しばかり穏やかだ。

受かっても受からなくても

ヤママユ子は5連勤を終えた。

いつもならクタクタだが今日は何か違う。
恐らく自分でも気づかないうちに気を張っているのだと思う。

明日は面接だ。
申込みから3ヶ月近く、いよいよ最後の試験だ。
何の対策もしていない。
志望動機も口に出して練習したことはないし、自治体のホームページをすみずみまで見たこともない。
明日スーツを着て会場の部屋をノックするまでが私のピークだ。
私の気持ちはなぜか今フラットで、それは恐らく、「終わり」が来るからだ。


受かったら今の派遣の仕事とはおさらば、派遣会社に辞めると伝えたらあとは有休を消化しながら退職日を待つ。
サクッと辞めたい気持ちもあるが、税金や保険のことを考えると次の職場で働く前日までは在籍していたい。
こういうところもヤママユ子らしい。


そして落ちても私は安心するんだろうと思う。
今日まで私は仕事と家のことと転職活動ばかりしてきた。
一緒に暮らし始めたばかりの主人との時間もろくに取らずにここまで来た。

派遣社員の「終わり」
転職活動の「終わり」

どちらに転んでも私はほっとするのだろう。

公務員面接まであと二日間

ヤママユ子は今5連勤の4日目である。

連勤が終わって次の日が公務員面接。
ある専門職の資格を持っているため受験し、一次試験は受かったものの
大学を出てから7年目、未経験の職種の面接に受かるとはハナから思っていない。
だが悪あがきぐらいしてもいいではないか。

面接というのは非常に苦手だ。
普段接客業でスラスラ話せていてもああいう場では固まってしまう。

しかし練習など対策している時間もない。
はぁ。憂うつだ。